月経カップ使用によるTSS(トキシックショック症候群)がフランスで発生したことに関して、お知らせです。
ご存知のとおり月経カップはコンタクトレンズと同じ医療機器ですので、コンタクトレンズ同様、装着時間を守ったり清潔な手指で扱うなど、適正にお取り扱いいただく必要がございます。
オーストラリア政府(TGA)は2016年にカップの使用時間を12時間から8時間にすることを推奨しております。
https://www.legislation.gov.au/Details/F2018L01546
a limit to the duration of use, not exceeding 8 hours;
ドイツのメルーナ社もこのことを考慮し8時間としております。メルーナジャパンも同じです。
アメリカ合衆国保健福祉省の国立衛生研究所のページでは医療用TPE製の月経カップメルーナは、シリコーン製の月経カップにくらべてTSSの原因となる黄色ブドウ球菌がつきにくかったとの研究結果がございます。
月経カップによるTSSの予防には、清潔で正しい扱い方と、月経カップの素材も大切であると考えております。
また、フランス微生物学会会長 ジェラール・リナ博士の研究によりますと熱可塑性エラストマー素材の月経カップは、シリコン製の月経カップと比べて、トキシックショック症候群の原因とされる黄色ブドウ球菌が付きにくいとされております。
英語での記事になりますが、上記の内容の記事がございましたのでご紹介します。
https://www.consumerreports.org/women-s-health/menstrual-cups-linked-to-toxic-shock-syndrome/